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知っておきたい外国為替のルール〜その1〜
為替レートが二国間の通貨の価格(交換レート)であることは前回書きました。この為替レートは外国為替市場で取引されるものですが、この市場、実に24時間止まることがありません。
具体的にはウェリントン(ニュージーランド)に始まり、時差に沿って順次シドニー→東京→香港→シンガポールと開き、バーレンなどの中東、
チューリッヒ、フランクフルト、パリなどのヨーロッパ→ロンドン→NYとつながり、NY市場が閉まる頃、再びウェリントンが開く、となります。
株式市場のように前場、後場と決まった時間内に取引されるわけではなく、また市場とはいいますが、相対取引の世界ですから、どこか取引所に集まって取引が行われるわけではありません。
世界中で取引されるとは言いましたが、世界の3大市場と呼ばれるのは、上記の中で東京、ロンドン、NYの各市場。最も活発かつ取引量も大きくなります。
もちろん世界のどの市場においても自由に流通する通貨ペアであれば、取引されます。(世界には取引規制されている通貨もたくさんあります。)私たち日本人にとっては自国通貨が円ですし、ニュースでも円に対していくらという対円の為替レートが主となっていますね。でも世界を通してその中心となるのは基軸通貨と呼ばれる米ドルです。
世界の為替市場での主要通貨ペアといえば、米ドルに対するもので、ユーロ/ドル(米ドル:以下ドル)、ドル/円、英ポンド/ドル、ドル/スイス(スイスフラン)、ドル/カナダ(カナダドル)、主要通貨に入れるか意見が分かれますが、豪ドル/ドルといった組み合わせです。
日本国内での取引量はドル/円、ユーロ/円が全取引の9割を占めるとも言われますが、世界の市場ではユーロ/ドルが中心です。日本円も世界3位の取引量のある通貨ですが、外国為替を見るときは日本円だけを中心に考えずに、世界の通貨の流れに注意するようにしたいですね。
ところで通貨ペアの読み方の順番が気になった方もいらっしゃるでしょう。通貨の読み方には実はルールがあります。はじめに名前のある通貨が
ベースとなり、つまり前者1単位あたり後者が何単位かという読み方になるのです。1ユーロあたり何ドルか、1ドルあたり何円か、11ポンドあたり何ドルか、といった為替レート表示で、その逆はありません。ですから本来「円ドル」とは言いません。
取引の単位通貨を間違えると、とんでもない取引になってしまい、大きな損失につながりかねません。個人投資家のFX取引ではもちろんそうしたことのないように画面などが工夫されていますが、自身が買いたい通貨はどちらなのか、売りたい通貨はどちらなのかということはどちらの通貨が主単位になっているのかを十分に注意しましょう。
1月11日−1月15日の為替市場動向
11日の週は、前半は中国、後半はユーロ圏が話題となった。週初は前週末の米雇用統計が弱かったことでドル売りの動きがみられた。中国人民銀行が銀行の預金準備率を引き上げると発表した。リスク回避色が強まり、円買い圧力が強まった。また、後半はギリシャの財政再建策をめぐる不透明感が広がり、ユーロ売り圧力が広がった。独首相の辞任のうわさも飛び出した。豪州は住宅関連に弱さがみられたが、雇用が一段と改善して2月利上げ期待が強まった。為替相場は次第に円高、ユーロ安、ポンド高の色合いを強め、ドル相は方向性に欠けていた。豪ドルは利上げ期待の割りには上値が重かった。株式が高値水準でする一方、商品は売りに押された。
FXは自己責任でお願いします。